タクシーに乗せられたのわたくし | 昨夜のわたくし

タクシーに乗せられたのわたくし

イスタンブールに到着した筆者である。

この季節、イスタンブールには国籍不明の、しかしながら明らかに観光客と思しき、うす汚い家族連れが大挙してのたくっており、入国審査は長蛇の列である。

こやつら、海外旅行など初めてなのであろう、入国審査にいちいち時間がかかるのである。

ああ~、うぜえ!おのれらは、まずVISA取ってから来い!!!

ここでかなり時間をくった為、筆者が高級スーツケース(注:シールべた貼り)を受取り、到着ゲートから出たのは飛行機が着いてから30分以上経過してからであった。(筆者はことわったにもかかわらず、「空港に迎えに行きます!」と元気よく言っていたので)トルかまが迎えに来ているはずだが、随分待たせてしまったなと思いつつ、小走りにゲートを出た筆者である。

しか~ の し、ハウのエバー、ばってん の くさ

あたりを見廻しても、トルかまなんざ影も形も見えないのである。

“へにょっ??”である。

“むみょっ??”である。

そこで、トルかまに電話をしてみたのであるが、

「いやー道が混んでまして、未だ空港に着いていません

と、ず~いぶんノンビリしたお答えである。

仕方なく、ここでもクソ長蛇の列に並び、ようやくコ汚ねえタクシーに乗りホテルに向かった筆者であった。市内はよほど渋滞しているであろうと思いきや、ブタすきである。

ここで、はたっと思い当たった筆者であった。

またしてもはめられた!

である。

先ほど電話した時、トルかまは、おそらく御自宅でパンツも穿かずに、ポリポリ尻でも掻きながらくつろいでいらっしゃったのであろう。

そういえば電話の応対が、いかにも“面倒くせえなあ”という感じであり、例の悪魔の笑顔さえ浮かべている風情であった。またしてもイジメである。

わたしも鬼じゃありませんので、トルかまに“迎えに来い“とは言わないが、せめて車を出しておいて欲しかった。

しかも、てめえで「迎えに行きます!」と言っておきながらである。

その後ホテルに登場したトルかまであるが、自宅から来たにもかかわらず、わざわざ鞄を持ち、あたかもオフィスから来たかのようにふるまうのはさすがである。

かくして、今回も初手からまんまとハメられた筆者であった。

イジメ若しくは上官を屁とも思っていないプレイもここまでくれば、見事なものである。

(と、超新鮮なネタを提供し終わってから、気づいたのだが、そういえば今管理者は外国に住んでいる男に会いに行っているため、いねえのである。筆者が聞いている限りこの相手の男は、自毛で髷を結っているらしいのだが・・・)


*ガセネタは次回から掲載中止させていただきますのでご了承ください(トルカマネタはすべて事実ですから掲載致します) by管理者