締切り厳守のわたくし | 昨夜のわたくし

締切り厳守のわたくし

このところ、締切りを厳守し、毎日原稿を提供してきた筆者であるが、しばらく間があいてしまったのは、純粋に管理者国外逃亡し、男とチチクリあっていた為で、筆者が怠慢をぶっこいたわけではない事を筆者の名誉の為、ここに申し述べておく。


さて、イスタンブールではいつもコ汚ねえ日本料理屋ばかり連れていかれる筆者であるが、何故か今回は新しい、綺麗な店に連れて行かれた。

店名は“イッツミー”といい、ややセンスを欠いている事は欠いているのだが、いつもより随分綺麗な店である。

筆者が当地の信頼できる情報源より得ている情報では、トルかまはこの店にトルコ航空あたりの日本人客室乗務員若しくは当地に観光に来ているいたいけな日本の娘さん達を連れ込んでは、常連ヅラしていろいろ楽しんでいるらしい。

従って、これまでこの店に筆者を連れて来なかったのであろう。


さて、それがいかなる心境の変化によるものか、この新しい店に初めて筆者を連れてきたトルかまであるが、いきなり店の日本人のねえちゃん(通称:八王子)と、親しげに会話を始めている。

勿の論、皆様御想像の通り見事に薄っぺらい、例えて言えば“20年間穿き倒し、穴があく寸前のパンツの生地ぐらい薄っぺらい”会話である。

更に“あんこうのから揚げ”を注文するにあったって、


「“あんこうのから揚げ”、略してアンカラ!」


と、“すべり倒して地球を一周するようなダボ洒落“をこいては、ひとりで喜んでいるトルかまである。

先ほど親しげにしていたねえちゃんもドンびきである。

ここで筆者がトルかまに殺意を抱いたとしても、ジーザスもアラーも筆者をお許しになることであろう。

そして、さんざん飲み倒し食い倒して、結構物価の高いイスタンブールでも格別高いお勘定の時がやってくると、まるで御約束のように気絶してみせるトルかまである。

あるある探検隊の西川くんが百歩下がって土下座するほど見事な気絶芸である。


*管理者の権限により、不適切な表現は削除させていただきました (復活した管理者より)