昨夜のわたくし(8)
雨は夜更け過ぎに雪へと変わらずに霰(あられ)へと変わったのであった。
いきなり初手から詩人である。
昨日9時30分過ぎに会社を出ようとした筆者は、待ち伏せしていたダー○ツ(36歳 独身経理マンにもかかわらず簿記3級不合格 ややキショ目)につかまってしまった。
「飯を食いましょう。今日は給料も出たことだし僕が奢ります。」
とのお誘いである。雨が降っているし肩も痛いしで、筆者的には早く帰りたかったのだが、あまりにもしつこいので、つい「飯田橋ならよい」と回答してしまった事が悔やまれる。
「どうせダー○ツと(ダー○ツの銭で)食うんだから、失敗してもいいや。開拓したろ。」と思い、先日来気になっていた店を襲撃したのであった。
筆者の屋敷の前の道をはさんだ向かい側に空き地があり、その空き地にプレハブが建ったのは1ヶ月ほど前であったが、そこが飲食店としてオープンした。
和食処「宗村(むねむら)」である。
もともとは少し離れた線路沿いのビルに店舗を持っている居酒屋だが、本来の店舗が改装中で、一時的にプレハブで営業しているらしい。この地で30年近くやっている店らしく、新参者の筆者など、それだけで恐縮しちまうんであるが、雨も強くなってきたので、とりあえず飛び込む。
まずこの店、最初に申し述べておくと、なかなかうまい。料理も手がこんでいる。値段もお手ごろである。
しか~し!ばばあのボケが強烈なのである。
まあ、そのボケっぷりがあまりにも見事な為、怒るよりも笑っちまうから救いがあるが。
10時ラストオーダーの店に、9時50分に飛び込んだので、当然「すみません、ラストオーダーになります。」と初手から言われ、一気に注文した筆者である。
- かんぱち塩焼き
- 地鶏塩焼き
- めびかり唐揚
- 塩鱈飯
等々を食い倒しつつ、ばばあを眺めていると、なるほど種々ボケまくりである。(尚、ここで、「あら、筆者小食じゃない?」と思った方がいらっしゃるかもしれないが、実はばばあのボケがうつったと思われ、これ以上思い出せないのである。)
おそらく、脳みそに情報が入って3歩も歩くと忘れちまうのであろう。見事な“にわとりボケ”である。
「焼酎のお湯割り二つ 梅干入れて」と頼んだ15秒後に梅干なしの焼酎が出てきちゃうんである。
あるいは、てめえで醤油(焼酎お湯割の“しょうゆ“ではなく、”むらさき”)をテーブルに持ってきた15秒後にもう一度醤油を持ってきて「何故そこに醤油があるのか」理解できずに固まっちゃうのである。ダー○ツ爆笑である。
昨夜、この店の客は筆者とダー○ツを入れて5人であった。店自体は30人ぐらい入れるはずである。これを「腕のいい板」と「超弩級ボケばばあ」の二人でやっている。他人事ながら店が満員になっちまった時のことが心配である。
更にここで急に話題を変えるが、ダー○ツは“森三中の黒沢のファンである事”を自白したので、ここに広報しおく。
3人の中で、一番地味なねえちゃんである。と言っても、クソ目立たねえねえちゃんなので、皆様おわかりにならないのではないかと危惧する次第である。
又、追記しおくと、この後筆者とダー○ツが、一兆堂でラーメンを食したのは「義務」であり、「当然の助動詞べし」であろう。
いきなり初手から詩人である。
昨日9時30分過ぎに会社を出ようとした筆者は、待ち伏せしていたダー○ツ(36歳 独身経理マンにもかかわらず簿記3級不合格 ややキショ目)につかまってしまった。
「飯を食いましょう。今日は給料も出たことだし僕が奢ります。」
とのお誘いである。雨が降っているし肩も痛いしで、筆者的には早く帰りたかったのだが、あまりにもしつこいので、つい「飯田橋ならよい」と回答してしまった事が悔やまれる。
「どうせダー○ツと(ダー○ツの銭で)食うんだから、失敗してもいいや。開拓したろ。」と思い、先日来気になっていた店を襲撃したのであった。
筆者の屋敷の前の道をはさんだ向かい側に空き地があり、その空き地にプレハブが建ったのは1ヶ月ほど前であったが、そこが飲食店としてオープンした。
和食処「宗村(むねむら)」である。
もともとは少し離れた線路沿いのビルに店舗を持っている居酒屋だが、本来の店舗が改装中で、一時的にプレハブで営業しているらしい。この地で30年近くやっている店らしく、新参者の筆者など、それだけで恐縮しちまうんであるが、雨も強くなってきたので、とりあえず飛び込む。
まずこの店、最初に申し述べておくと、なかなかうまい。料理も手がこんでいる。値段もお手ごろである。
しか~し!ばばあのボケが強烈なのである。
まあ、そのボケっぷりがあまりにも見事な為、怒るよりも笑っちまうから救いがあるが。
10時ラストオーダーの店に、9時50分に飛び込んだので、当然「すみません、ラストオーダーになります。」と初手から言われ、一気に注文した筆者である。
- かんぱち塩焼き
- 地鶏塩焼き
- めびかり唐揚
- 塩鱈飯
等々を食い倒しつつ、ばばあを眺めていると、なるほど種々ボケまくりである。(尚、ここで、「あら、筆者小食じゃない?」と思った方がいらっしゃるかもしれないが、実はばばあのボケがうつったと思われ、これ以上思い出せないのである。)
おそらく、脳みそに情報が入って3歩も歩くと忘れちまうのであろう。見事な“にわとりボケ”である。
「焼酎のお湯割り二つ 梅干入れて」と頼んだ15秒後に梅干なしの焼酎が出てきちゃうんである。
あるいは、てめえで醤油(焼酎お湯割の“しょうゆ“ではなく、”むらさき”)をテーブルに持ってきた15秒後にもう一度醤油を持ってきて「何故そこに醤油があるのか」理解できずに固まっちゃうのである。ダー○ツ爆笑である。
昨夜、この店の客は筆者とダー○ツを入れて5人であった。店自体は30人ぐらい入れるはずである。これを「腕のいい板」と「超弩級ボケばばあ」の二人でやっている。他人事ながら店が満員になっちまった時のことが心配である。
更にここで急に話題を変えるが、ダー○ツは“森三中の黒沢のファンである事”を自白したので、ここに広報しおく。
3人の中で、一番地味なねえちゃんである。と言っても、クソ目立たねえねえちゃんなので、皆様おわかりにならないのではないかと危惧する次第である。
又、追記しおくと、この後筆者とダー○ツが、一兆堂でラーメンを食したのは「義務」であり、「当然の助動詞べし」であろう。