天ぷらとわたくし | 昨夜のわたくし

天ぷらとわたくし

これは昨晩ではなく過去に起きたデキゴトであるが秀逸な作品であるため、ここに記載するものである


昨夜は、なかば強引に軍団(注1)にJALホテルに連れていかれ、苦労
して手に入れたJALクーポン券を、瞬時に、ほぼすべて使われて
しまったことを、ここに報告せねばなるまい。

じゃんじゃん降りの豪雨の中、仕事が残っているのにもかかわらず、軍団によって半強制的に拉致された筆者は、タクシーに押し込まれ、お台場へ連れていかれたのであった。

なぜか、御丁寧に天ぷら屋「吉野」に予約が入っており、しかも御丁寧にも昨日7月23日は「天ぷらの日」なのであった。レインボーブリッジの見えるカウンターに案内されいきなり板が目の前にいて天ぷらをあげる準備をしてやがるのには筆者も驚いた。

筆者は、一人安っい天ぷら定食梅を頼んだのであるが、鬼の軍団は一人前15,000円のコースを頼みやがったのである。しかも高っいポン酒に焼酎のボルトまで頼んでやがるのである。筆者は、ひそかに涙ぐんだものである。
更に軍団は、15人ほど座れるであろうカウンターの端に別のお客さんがいるにもかかわらず、でかい声の関西弁で品のない話をぶっこいている為、筆者は何度も「他のお客さんもいるのだからもう少し静かにしましょう。」と申し上げた。しかしながら、そこは軍団である「ここ、軍艦通らんのけ?」とか「空母ってのはでかくて、貴様ら間近で見たら、ぶったまげて腰ぬかして小便ちびるでえ」とか、ぬかしてやがるのである。
誠にもって、筆者的には生きた心地もしなかった。

さて、問題は勘定である。筆者は天ぷら定食梅にお茶だけゆえ、1,000円ぐらいのはずであるが、4人で89,000円である。久々に「ええ!?!」って言っちゃいましたね、あちきは。

その後、筆者は「○司君はまだ仕事中なんだからやめろ」と言ったにもかかわらず、筆者の携帯を使って駄メール攻撃である。

いやー、まいったまいった。

(注1)軍団とは自称セレブ軍団のことであるが、セレブ=有名人と筆者は理解するので、有名人といえば浅香光代の他にいない故、今後この軍団のことは「浅香光代軍団」と呼ぶこととする(略「軍団」)